@初期臨床研修時に必須である手技及び以下の手技(気管内挿管、気管切開、中心静脈カテーテル挿入、胸腔穿刺・トロッカーカテーテル挿入、腹腔穿刺、骨髄穿刺、皮膚縫合)を単独で安全かつ確実に実施することができる。
A患者の主訴を理解し、現病歴・既往歴聴取及び身体診察を実施した上で必要かつ適切な検査を選択し、それらの情報や結果を統合して臨床的問題点を抽出できる。そして臨床的問題点に対して、EBMを重視しつつ自ら治療計画を立案し実施する事が出来る。解決困難な問題点に関しては、文献的調査や指導医・上級医及び他施設の医師へのコンサルト等可能な手段の限りを駆使して問題解決に努めることができる。
B外来においていわゆるcommon diseaseに対する適切な診察・診断・治療を行い、また慢性疾患に対する管理をすることができる。また、救急外来においてCPRを含めた一次及び二次救急の初期対応を行い、必要時には高次医療機関へ紹介することができる。
C在宅医療の仕組みを理解し、主治医として患者を取り巻く環境に配慮した訪問診療を行うことができる。
D診療所医療の特徴を理解し、外来を中心とした診療を行うことができる。
E透析医療の基本を理解し、慢性期の透析患者の管理をすることができる。
F成人の健診(検診)を行い、必要に応じて結果の説明と生活指導を行うことができる。
G患者のプライバシー保護に配慮した正しいインフォームド・コンセントを行い、自身及び研修先医療機関の診療能力の限界を見極め適切なタイミングで専門医へ紹介することができる。
H自らのサブスペシャリティ分野を見つけそれを深めるとともに、日本内科学会認定医や日本プライマリ・ケア連合学会家庭医専門医の取得を目指す。
I臨床実践の経験を基に、幅広く生涯にわたって学習する姿勢を身に付ける。
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